kpapa
今回は私が読んだ本からおすすめ本を紹介したいと思います。
最近私は食の安全について調べることが増えてきました。
これまでお伝えしてきた通り、食の安全を考えるきっかけになったのはティックトッカーの「あまねくオーガニック」さんです。
彼のTikTok動画の中に「小麦は猛毒」という話があります。
@amaneku_organic小麦猛毒!ラーメン・パスタは減らせ避けろ食べるな!##tiktok教室 ##ためになるtiktok ##ラーメン ##パスタ##パン♬ オリジナル楽曲 - あまねくオーガニック
kpapa
kpapaはラーメンを食べるとよくお腹を壊します
始めはこってりラーメンの油のせいかな?と思っていましたが、次第にどんなラーメンを食べてもお腹を壊すようになってしまいました。
特に、ラーメンとビールを飲んだ時は猛烈な腹痛に襲われることもしばしばありました。
お腹を壊すのが当たり前だったので、ラーメンを食べたら正露丸を飲むのがルーティーンになっていたほどでした。
ラーメンもビールも、共通するのは小麦です。
もしかして私は小麦アレルギーなのだろうか?
そう思っていた矢先にあまねくオーガニックさんの情報を知り、小麦について調べてみると、外国産小麦の危険性についての情報がたくさん出てきました。
そんな中、どなたか忘れてしまいましたが、オーガニックを発信している系のInstagramで見かけた本がこちらです。
「アメリカ小麦戦略」と日本人の食生活(鈴木猛夫)
「アメリカ小麦戦略」と日本人の食生活(amazon)
「アメリカ小麦戦略」と日本人の食生活 (rakuten)
この本は私にとって非常に衝撃的でした。
私たち世代が生きてきたこの30年では、よく「日本人は米を食べなくなった。もっと米を食べよう」などと言われてきました。
しかし、なんと1955年頃の日本は米を食べることは時代遅れで健康のために欧米風の食事を摂ろう!
と推進してきたという事実があったのです。
この時代のアメリカでは小麦が過剰生産となっていて、その買い手を探していました。
それを日本が受け入れたのです。
当時食糧難だった日本にとって安価に食料を提供してもらえること、アメリカにとっては欧米流の食事へ転換させることで長期的に小麦の買い手になってもらうということで両者の思惑が合致しました。
また、現代の栄養学はあくまで欧米型の栄養学であって、日本人の体質に合ったものではないという指摘もとても興味深いものです。
日本人が玄米から白米に切り替えた頃から脚気という病気が流行り始め、白米の栄養不足を指摘する議論が活発になったにも関わらず、なぜか戦後はそのまま白米を維持し、たくさんの食材を摂取することで栄養を補うという経緯をたどります。
そもそも人類というのは世界各地、その土地で手に入れることができる食材で生きてきていて、それに適合するような身体になっているのです。
なのに、浅はかにも欧米流の食事を取り入れれば解決するという結論を出してしまった。本来であれば、昔の日本人の食生活に戻るべきなのです。それはつまり粗食です。
幼いころから当たり前だと思っていた食生活や栄養に関する知識というものが、前提から大きく崩れ落ちるという、私の人生の中ではとても衝撃的な経験をする本となりました。
また、それぞれ歴史的事実をきちんとまとめられているとても丁寧な本であり、これまで私が学んできた食に関する知識が確信に変わり、食生活を変えようという私の思いをより強固なものにしてくれるものです。
農薬、添加物の知識とはちょっと方向性が違う本になりますが、自分の身体を大切にするという意味ではオーガニックを採り入れる方にはぜひとも読んでもらいたい一冊です。
「アメリカ小麦戦略」と日本人の食生活(amazon)
「アメリカ小麦戦略」と日本人の食生活 (rakuten)