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仙台市営バスが全路線赤字。今後存続するためのアイデアを考えてみる

仙台市営バスが全路線赤字!

仙台市営バスが平成28年度の営業係数を発表し全路線で赤字であったと、河北新報が11月12日に記事にしました。

(仙台市交通局のHPには経営改善計画として10月20日に公表されたようですが、微妙に遅れて記事になったのはなぜでしょう 😅)

仙台市バス、全46路線赤字 地下鉄東西線開業響く(河北新報)

<仙台市バス赤字>被災沿岸、山間部で深刻 廃止や減便人口減に拍車も(河北新報)

仙台市長は大幅減便をしないようコメントしているようですが、一方で仙台市営バスは宮城交通やJRバスなどに委託などもかなり進めていて、これ以上の経費削減もそう簡単な話ではなさそうです。

<仙台市バス>経営黄信号 健全化団体転落も(河北新報)

 

そもそもは、仙台市の住宅開発が、交通政策をまったく考えずにあちこちに開発したことが問題ですが、過ぎてしまったことをとやかく言っても未来は開けません

ということで、仙台市営バスが今後存続するためのアイデアをkパパが考えてみます。

ただし、メリットデメリットを無視した素人アイデアですのでお許しを🤣

 

 

アイデア1:日中の運行は定休日を設ける

通勤通学需要は貴重な収入源ですから休むことはできませんが、日中は思い切って定休日を設けるのはどうでしょう。

例えば、月曜日は仙台市の公共施設は軒並み休みです。(イラっとするほどにどこも開いていない😅)

そのような人の動かなそうな日を狙って定休日を設けるのです。

どうしても動かなければならない人は通勤時間帯へ時間をずらせば、とりあえずなんとかなります。

 

 

アイデア2:全域を網羅するのを諦めて基幹バスのみにする

仙台の市バスは、お客さんを拾おうと遠回りなルートになっていることが多いです。
しかし、そのためにやたらと所要時間がかかります。

車を持っている人にとっては、時間はかかるし荷物は重たいし座れない可能性だってあるし、メリットがありません

また、あちこちの地域を網羅しようとするため、経路が増えてしまって複雑でわかりにくいし、バスの便数も分散してしまいます。

そこで、速達性とわかりやすさの向上のため、仙台駅等から各団地のターミナルへ寄り道せず直行する、いわゆる基幹バスのみに絞ってしまうのです。

 

ではその基幹路線から漏れた利用者はどうするか?
それが難しいところですが😅

例えば、敬老乗車証利用者は基幹バスターミナルから自宅までタクシーを無料または低額で利用できるというのはどうでしょう。

地下鉄とバスの乗り換えは面倒だ、と渋る方々も階段移動のない地上の乗り換えなら理解してくれるのではないでしょうか。

敬老乗車証利用者以外は……ダテバイクで🤣
(ダテバイクとは現在は中心部で展開しているレンタサイクルのサービスです。)

ダテバイクを電動アシスト自転車でたくさん用意してくれればそんなに苦にはならないのではないでしょうか。
(問題は雨の日ですが😂)

 

アイデア3:通勤需要路線にはリクライニングシート型車両(観光バスタイプ)を使用する

全路線が赤字ということで経営改善計画には、通勤時間帯の細かい利用状況を調査して便数の見直しを行うということが書いてありました。

全路線赤字ということですから便数減はやむを得ないのでしょうが、それは簡単に言えば「さらに混雑する」ということです。

現在でもバスは高齢の利用者が多く、若い人はのんびり座ってはいられない雰囲気です。

それが効率性を求めてさらに便数を絞るとなると、立ち乗りがほぼ確実となってしまいます。

立ちで30分はとてもキツいです😅

一方で、最近の首都圏の鉄道会社では有料特急の導入や普通列車グリーン車など、着席サービスが広がっています。

そこでやや乗車時間の長い路線の通勤時間帯に、数便だけでもリクライニングシート(観光バスタイプ)の車両を導入するのです。

お金を払っても座りたい、座れるなら乗ってもいいという需要は首都圏だけに限らないはずです。

 

 

まとめ

素人なりの素人だからこそ言えるアイデアを出してみました。

かなり突飛なアイデアだとは思います。

しかし、これまでのやり方では、人口が減るのですから単純に需要が先細るのは明らかです。

収支の改善には、新たな収益源を創造する必要があります。

公共交通機関は、貴重な市民の足です。無くなってしまう前に手を打つ必要があると思います。

 

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